【CTF_LOADER】ctfローダーを再起動する方法
ctfローダーを再起動する方法
CTFローダーを再起動する方法を紹介します。CTFローダーは日本語入力などを行うプロセスですが何らかの問題で高負荷(high cpu)になったりメモリを大量消費したりします。そのような場合はctfローダーを再起動したくなるでしょう。そのような場合の対処に関して説明します。
CTFローダーは"TabletInputService"サービスと連動しているようです。
よってこのサービスを再起動すればctfローダーも再起動されるはずです。しかしうまくいきません。
管理者権限でコマンドプロンプトを開いてこのサービスを停止、開始しようとしても次のエラーで失敗してしまいます。
C:\>sc stop TabletInputService
[SC] ControlService FAILED 1052:
要求された制御はこのサービスに対して無効です。
よってCTFローダー単体では再起動は難しくやはりWindowsの再起動が必要な気がしています。
次の通りタスクマネージャーからの終了も失敗してしまいます。
最後の手段は taskkill.exe による強制終了です。
推奨できませんが、次のコマンドで強制終了することは可能です。
C:\>taskkill /f /im:ctfmon.exe
成功: プロセス "ctfmon.exe" (PID 14724) は強制終了されました。
その後次のコマンドで ctfmon.exe を起動します。
ctfmon.exe
以上でctfローダーの再起動は可能です。繰り返しtaskkill は強制削除のコマンドなので推奨できません。
次のように"アクセスが拒否されました"と表示される場合はコマンドプロンプトを管理者権限で開いていないのが原因です。管理者権限で開いてから再度実行してください。
C:\>taskkill /f /im:ctfmon.exe
エラー: プロセス "ctfmon.exe" (PID 14724) を強制終了できませんでした。
理由: アクセスが拒否されました。
解決方法
CTFローダーとは
CTFローダー(CTF Loader)とは Windows IME 関連のプロセスです。主にキーボードを叩いたときに日本語に変更する処理を行います。詳しく言うとキーボードとIMEを連携する機能です。これはとても大事なプロセスです。このプロセスに問題が発生した場合、日本語入力ができなくなります。よくキーボードを打っても a とか k とか 単発でしか入力できなくなることがあると思います。それはおそらくCTFローダーに問題が発生していてい日本語が入力できないのだと思われます。
よってCTFローダーは停止してはいけません。日本語が入力できなくなるからです。もちろん英語版で日本語入力が不要な場合は止めてもよいでしょう。
CTFローダーのCPUが高騰(High CPU)して動作が遅くなったりCTFローダーがメモリを消費して他のアプリが起動できなくなる場合もあります。だからと言ってCTFローダーを停止すると日本語入力ができなくなります。よってCTFローダーのHigh CPUに対して処理を行う必要があります。
CTFローダーは音声認識、マウス処理、キーボード入力、手書き処理なども行います。ただ消費メモリは10M程度のはずです。もし大量のメモリを消費している場合はあきらかに問題が発生していると考えてよいでしょう。CTFローダーはバックグランドで動作しています。デスクトップ上に表示されるアプリではありません。
CTFローダーの実態は次の通りです。環境により日付はサイズは異なります。
C:\Windows\System32 のディレクトリ
2019/12/07 18:09 11,264 ctfmon.exe
1 個のファイル 11,264 バイト
C:\Windows\SysWOW64 のディレクトリ
2019/12/07 18:09 9,728 ctfmon.exe
1 個のファイル 9,728 バイト
Windows再起動
一番の解決はWindowsの再起動です。これにより解決するケースはよくあります。
システム修復を行う
そもそもシステムに問題が発生していてCTFローダーが動作しない可能性があります。CTFローダーに不具合が発生しているのではなく、OSに不具合が発生しているということです。次のコマンドで修復を試みるとよいと思います。
コマンドプロンプトを管理者権限で開いて次のコマンドを実行します。
c;\> dism /online / cleanup-image / restorehealth
c;\> sfc /scannow
処理にはかなりの時間を要します。またPCの負荷も高くなるのでしばらく放置するとよいでしょう。処理中はWindowsを再起動しないことを推奨します。
ディスクのチェックを行う
可能性は低いですがディスクのチェックで修復することがあるかもしれません。次のコマンドで修復を実行して改善するか確認します。
C:\>chkdsk c: /r
ファイル システムの種類は NTFS です。
現在のドライブはロックできません。
ボリュームが別のプロセスで使用されているため、CHKDSK を
実行できません。次回のシステム再起動時に、このボリュームの
チェックをスケジュールしますか (Y/N)?
メッセージの通り、次の再起動で実行されます。もしなにも作業をしていない場合はすぐにWindowsを再起動してチェックをすることができます。
アンチウィルス
もしかしたらウィルスソフトがctfローダーを偽装して活動している可能性もあります。一度アンチウィルスを実行して改善するか確認します。
Windows Update
Windows Update を実行して最新版にして改善するか確認します。ctfローダーに限らずセキュリティの観点上、Windows Updateにより最新版にすることは非常に重要です。
CTFローダーは再起動可能か
CTFローダーを再起動して解決するか確認したくなるでしょう。しかし現状では再起動はできないようです。
CTFローダーは"TabletInputService"サービスと関連しています。
よって管理者権限でコマンドプロンプトを開いてこのサービスを停止、開始しようとしても次のエラーで失敗してしまいます。
C:\>sc stop TabletInputService
[SC] ControlService FAILED 1052:
要求された制御はこのサービスに対して無効です。
よってCTFローダー単体では再起動は難しくやはりWindowsの再起動が必要な気がしています。
日本語入力ができない
もし逆にIMEが全く起動しなくなってしまった場合、CTFローダープロセスが停止してしまっている可能性があります。
ファイル名を指定して実行やコマンドプロンプトから "ctfmon.exe" を実行して改善するか確認します。
CTFローダー(CTF Loder)に関するエラー情報集
個人的に独自に調査した事項をまとめています。各ベンダーとは全く関係がありません。
内容に誤りがある場合や情報が古くなっている場合があります。その場合でも修正されるとは限りません。
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